レンタルサーバーとは?
文字通りサーバーを貸し出すサービスのことです。
サイトやブログを立ち上げたり、メールを利用したりするのにはサーバーが必要です。サーバーとは、サイト、ブログ、メールなどの様々なデータ(情報)を記録しておくための大きなコンピューターと覚えておけば問題ないです。
ネットで検索した結果や、サイトの閲覧など、各ユーザーのリクエスト(要求)に応じてデータ(情報)の提供ができます。自分でサーバーを立ち上げることもできますが、専用のコンピューターや管理などでとんでもなく費用が掛かるので、業者に月額の利用料金を払ってでも、借りた(レンタル)ほうがお得なのです。
選ぶときの目安
- 価格
- サービス
- サポート
上記3つのポイントを、4つのレンタルサーバーの同じようなプランで比較してみました。
Xserver | mixhost | LOLIPOP | Z.com WP | |
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 14日間 |
初期費用 | 3000円 | 無料 | 1500円 | 1000円 |
月額料金 | 900円/36ヶ月 | 880円/36ヶ月 | 500円/36ヶ月 | 1060円/24ヶ月 |
ディスク容量 | 200GB | 120GB | 120GB | 30GB |
転送量 | 70GB/日 | 2TB/月 | 100GB/日 | 50GB/日 |
独自SSL | 無料 | 無料 | 無料 | 100円/月 |
サポート | 24時間 | 平日10:00~18:00 | 平日10:00~18:00 | 平日10:00~18:00 |
SSLとは?
Secure Sockets Layerの略で、データの通信を暗号化させる仕組みのことです。
非SSLサイト(http://)SSLサイト(https://)
または、アドレスの先頭に鍵のマークがあればSSLで守られているサイトです。
価格だけで見てみると、初期費用が無料で月額880円のmixhostが安いですね。
Xserverは初期費用の3,000円というのが高いという印象を与えるかな?
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
目次
Xserver
このブログも契約していますが、Xserverと言えば、何と言っても抜群の安定性でしょうか。
サーバー稼働率はなんと!99.99%!!
これなら多少のアクセス集中による負荷が掛かっても、心配なさそうですね!
あとは、マルチドメイン、メールアドレス、FTPアカウント、自動バックアップ機能が全てのサーバープランで無制限。
さらに、Xserverで運用中のドメインであれば、独自SSLが無制限で利用可能。もちろん無料です。
他のサーバーと比べて初期費用は少し高いですが、間違いなく抜群のコストパフォーマンス。利用者が多いのも頷けますね。
mixhost
Xseverと同等のサービスなのに初期費用が無料で月額880円と低価格。
サイト表示速度もXseverより若干速いです。(Xserver1.2秒、mixhost1.1秒)
mixhostの強みと言えば、低価格と出会い系サイトやアダルトサイトの運営が可能という点。
その系統で攻めたいというひとは、mixhost一択で良いと思います。
注意点として
- サーバーが不安定になることがある
- 電話サポートがない
- 独自ドメインの取得サービスがない
個人的にサーバーが不安定という点がマイナスポイントでした。
でも低価格ですし、「多少の不安定さは気にならないよ」っていうひとであればオススメできるサーバーだと思います。
LOLIPOP
運営実績が国内レンタルサーバー会社の中でトップクラス。
月額500円という低価格で利用でき、無料SSL化できるのが魅力ですね。
あと、18歳未満の学生さんにも利用が可能です。
サーバーが貧弱と噂されていましたが、利用者数170万人以上という数字を見れば、そこまで心配する必要もなさそうです。
分からないことがあっても利用者数が多いので、ネットで検索すれば解決しますし、電話でのサポート対応の評判が良いです。
注意点として
- 自動バックアップ機能を利用するには別途月額300円が必要
- スタンダードプラン以上でないと電話サポートがない
- アクセスが集中すると落ちることがある
落ちると言っても、スタンダードプラン以上であればサーバー強化はされていますし、趣味ブログやサイトの運営であれば問題ないと思います。
Z.com WP
WordPressに特化したレンタルサーバーなので、管理画面で必要項目を入力するだけで、WordPressのインストールが完了します。
上の表では「ベーシックプラン」という中間のプランを載せていますが、その下のプラン「エントリープラン」であれば、月額400円で利用ができます。
他にも良いところは、ドメインを設置しただけで、訪問者数とアクセス数が表示されるというのは便利ですよね。
注意点として
- WordPress以外では利用できない
- ディスク容量が少ない(ベーシックプランで30GB)
- 独自SSLが有料(月額100円)
電話でのサポートもありますし、サテラサイトの運営やIPの分散が目的であれば低価格ですし、十分ではないでしょうか。
サーバーの種類
共用サーバー
1台のサーバーを複数のユーザーで共用します。比較的安価で利用できます。
VPS(仮想専用サーバー)
1台のサーバーを複数のユーザーで共用します。共用サーバーと違う点はユーザーごとに領域が区切られています。
専用サーバー
1台のサーバーをユーザーが占有できます。設定などの管理もユーザーで行う必要があるため、それなりの知識が必要になってきます。
クラウドサーバー
1台のサーバーを複数のユーザーで共用します。共用サーバーやVPSと違う点は、利用するスペックの変更ができることです。
まとめ
- Xserver…抜群の安定性、でも初期費用が高い
- MixHost…アダルトサイトの運営が可能、でも不安定
- ロリポップ!マネージドクラウド…18歳未満でも利用が可能、でもバックアップに別途料金
- Z.com WP…WordPress特化、でもディスク容量が少ない
4つのレンタルサーバーを比較してみましたが、それぞれメリットとデメリットがあるように思います。利用目的や用途で検討してみてはいかがでしょうか。